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有事の際にいち早く活動展開 都北産業が炊き出し訓練

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 都城市に本社を置く都北産業株式会社(堀之内秀樹代表取締役)は11月6日、同市山田町のかかしの里で「炊き出し訓練」を行った。訓練には同社の従業員とその家族167人が参加し、皆一様に真剣な表情で作業に取り組む姿が見られた。

 各地で頻発する自然災害を踏まえ、有事の際に企業としていち 早く迅速な復旧態勢が取れるよう、昨年から取り組んでいるもの。参加者の多くは熊本地震の復旧活動にも参加しており、同社の災害に対する意識の高さが伺える。

 このほか同日には、炊き出しを行っている空き時間を利用して、周囲の清掃ボランティアも行われ、作業終了後には周囲は見違えるように綺麗になっていた。

 堀之内社長は、熊本地震の被災状況に触れ「自然災害はいつどこで発生するか分からないため、事前に対応を準備しておくことが重要。今回の訓練を機に、今一度防災について考え、いざという時に訓練の内容を役立てて欲しい」と話した。

 訓練の最後には反省会を踏まえた食事会も開かれ、災害時の対応の在り方などについて、参加者同士が熱心に意見を交わした。