県内の建築及び不動産関係団体や金融機関等で組織する宮崎県住生活協議会は、6日に宮崎市のイオンモール宮崎で住まいの無料相談会「住まい・る・メッセ」を開催した。特設会場に設けられた無料相談窓口や情報提供コーナーに足を止める買い物客が多数見られ、住まいに対する県民の関心の高さがうかがえた。
住まいの無料相談コーナーでは、宮崎県建築士事務所協会の会員企業に所属する建築士や宮崎市の職員らが、住宅の耐震診断やリフォームに関する相談に応じたほか、弁護士が住まいに関する法律相談にも対応。特設ブース内で、買い物途中のカップルや夫婦らの相談に、各者が丁寧に応じる姿が見られた。
情報提供コーナーでは、熊本地震による木造住宅の被災状況や適切な住宅リフォームの進め方を示したパネルを展示。宮崎県マンション管理士会はマンション管理士無料派遣事業やマンション管理適正化サービスなど、宮崎県建築住宅センターは住宅耐震化に伴う助成制度などをそれぞれ紹介した。
屋外の特設会場では、宮崎県建築業協会の会員らによる親子木工教室が開かれ、熟練技能者の指導の下、買い物帰りの親子連れが協力しながら、オリジナルの木箱を製作する模様が見られた。このほか、アンケートの回答者を対象とした抽選会なども行われ、イベント会場は終日、大いに賑わいを見せていた。