大雨による災害を想定した「高岡土木事務所防災訓練」が、同事務所や東諸地区建設業協会、宮崎市高岡総合支所、国富町、綾町ら関係機関の参加のもと、1日に行われた。訓練には、行政及び建設関連団体から約100人が参加し、応急対策の実地手順や情報伝達の手法などを確認した。
災害発生時に於ける各関係機関の役割や連携等を確認するために実施されたもの。大雨洪水警報が発令され、大淀川の水位が上昇し、氾濫の恐れがある事態を想定した訓練では、地域メンテナンス業者に対して道路パトロールの指示を行い、冠水連絡を受けた各現場でバリケードの設置や土嚢据付等の応急対応が行われた。
堤防漏水訓練が行われた高岡町柚木崎地区では、大型土嚢袋を製作し、バックホウを使用して設置するまでの手順を確認した。高岡土木事務所の早瀬満工務課長は「有事の際に迅速に対応できるよう、考えられる災害を想定した訓練を繰り返し行うことで体制を整えていきたい」と語った。