小林地区の土木の日イベントは16日、高原町立広原小学校で開催された。参加した同校の5・6年生29人が、出前講座やふれあい体験を通じて土木に対する理解を深めたほか、小林地区造園組合が校内の樹木選定作業に汗を流した。
イベントに先立ち挨拶した小林土木事務所の土屋喜弘所長は、イベントを通じて「土木のことを知って欲しい」と呼び掛けると共に、「将来したい仕事の一つに土木を選んでもらえれば嬉しい」と期待を寄せた。
出前講座では、土木の語源である築土構木の意味や土木事務所の仕事、土木の果たす役割を担当者が説明。道路や公園、鉄道、ダム、港湾など、便利で快適な生活を送れるよう、土木が身近な所で活躍していることを生徒達に説明した。
ふれあい体験では、発泡スチロール製のパーツを組み立てて橋梁を完成させ、渡っても壊れない構造であることを確認した。このほか参加団体の技術者の指導のもと、重機及び高所作業車の試乗体験、測量教室に挑戦し、土木の楽しさや大切さを肌で学んだ。
▽参加団体=小林土木事務所、小林市、えびの市、高原町、小林地区建設業協会、西諸県測量設計業協会、小林地区造園組合。