宮崎県は22日、平成29年度「宮崎県優良工事表彰」を受賞した知事賞と部長賞の表彰式を県庁で執り行った。表彰式には、知事賞を受賞した工事5件、公共3部の各部長賞を受賞した工事5件の施工に携わった企業の代表と技術者が出席。河野俊嗣知事及び各部長が表彰状と記念品を贈り、各者の優秀な施工技術を大いに称えた。
■ 知事賞の受賞者
■ 県土整備部長賞の受賞者
■ 農政水産部長賞の受賞者
■ 環境森林部長賞の受賞者
宮崎県優良工事表彰は、公共3部(県土整備部、農政水産部、環境森林部)が所管する建設工事について、工事成績が優秀であり、かつ他の模範となる取り組みを行っている工事を表彰するもの。建設関係業者の意欲向上を図り、公共工事に対する県民のイメージアップに繋げることを目的として、平成22年度に創設された。
対象となるのは、前年度に完成した工事で、工事成績評定が全体の平均点以上であり、現場等で取り組んだ創意工夫や努力が顕著な効果を発揮し、地域住民や現場作業員等の喜びにつながった工事など。今年度の表彰では、知事賞5件、部長賞5件、発注機関長賞39件の合計49件を選定した。各賞の受賞者は本紙8月21日付紙面を参照。
知事賞の表彰式では、▽旭建設▽木藤建設▽山崎産業▽甲斐土木造園―の各者に河野知事が表彰状と記念品を授与。河野知事は表彰制度を通じて、建設事業が県民の安全・安心を支え、経済活性化に結びつくなど大きな効果があることを広く理解してもらうと同時に、若年層の確保にも繋がることに期待を寄せ、「これからの建設産業を支えるリーダーとして尽力して欲しい」とエールを贈った。
旭建設の黒木繁人社長は「社員や関係者、地域及び発注者など多くの方々のおかげで受賞することができ、とても嬉しい」と受賞の喜びを語ると共に、「安全・安心な暮らしを将来世代まで確保するという使命感を皆が持って仕事に取り組んでいる。今後も全ての工事で100点を目指していきたい」と力強く意気込みを語った。
一方、県土整備部長賞の表彰式では、受賞した▽東浜興業▽松浦・竹井経常建設共同企業体▽大淀開発―の功績を東憲之介部長が称え、県土整備行政に対する協力を求めた。松浦建設の河野義也社長は「今回の受賞で更に前へと進む活力をいただいた。建設業に携わることを誇りに、今後も地域の発展と技術の向上に励みたい」と謝辞を述べた。
このほか、農政水産部長賞を受賞した志多組の志多宏彦社長は「安全に良い仕事をすることが請負業者の本分。本日の受賞を励みに技術の研鑽に努めていく」、環境森林部長賞を受賞した川鉄建設の川崎秀一専務は「本日の受賞を励みとして、他の工事の見本となるべく、業務に邁進していく」とそれぞれ意気込みを語った。