日向市総合体育館の設計・施工を請け負う五洋・あさひ産業・三郎建設・環境デザイン・アーク計画設計特定建設工事共同企業体は、2月20日に市内で安全祈願祭と起工式を執り行った。日向市の西村賢市長や地域の代表、共同企業体の関係者ら多数が参加し、神事を通じて無事故・無災害の完工を祈願した。
現在の市体育センター及び武道館の老朽化を背景に、市民の健康増進やスポーツ活動の拠点となる新たな体育館を大王谷運動公園内に整備する計画。アリーナや武道場、ステージといった競技機能のほか、固定席500席程度の観覧機能、管理・サービス機能、健康増進・交流機能、災害時拠点機能などを備える。
施設の規模は、RC造一部S造2階建延べ6905㎡。2023年に公募型プロポーザル方式で、施設整備に係る基本・実施設計、建設工事、施工監理等を一括で請け負う事業者の選定手続きを行い、同者と36億8852万円(税込)で随意契約を締結した。26年9月末の完成、10月の供用開始を予定する。
現地で行われた安全祈願祭では、祝詞奏上や清祓い、地鎮の儀、玉串奉奠を行い、無事故・無災害の完工を祈願。五洋建設株式会社の渡部浩取締役兼専務執行役員は、「遅延することがないよう、安全第一で工事を進めていきたい」と意気込みを述べた。
その後の起工式で西村市長は、同体育館が27年度に本県で開催される国民スポーツ大会のバスケットボール競技の会場となることを説明。競技力の向上や生涯スポーツの振興、スポーツツーリズムの拡大等が地域の活性化に繋がることを期待するとともに、「愛される体育館を目指していきたい」と述べた。
来賓祝辞では、江藤拓農林水産大臣(代読=壱岐良文事務局長)、桑畑正仁宮崎県県土整備部長(代読=井上大輔県土整備部次長)、松葉進一日向市議会議長が挨拶。江藤大臣は、平常時にはスポーツやレクレーションの場として、災害時には避難場所として機能する体育館に「市民から大きな期待が寄せられている」と指摘した。
式典ではこのほか、環境デザイン研究所の仙田有代表取締役社長が設計コンセプトや設計方針、施設の平面図、内観などについて説明。関係者による鍬入れも行われた。