旭建設株式会社(黒木繁人代表取締役社長)は7月21日、延岡市立土々呂中学校(石井豊久校長)で「トイレ掃除に学ぶ出前授業」を開催した。2年生126人を対象に、同社が取り組む「トイレ掃除に学ぶ会」の意義や内容を説明し、掃除のポイントを指導した。
旭建設が取り組む「トイレ掃除に学ぶ会」は、トイレ掃除に積極的に取り組むことで、謙虚さや気づき、感謝の心を身につける「心磨き」として行われているもの。社員一同が趣旨に賛同して積極的に参加しており、小中学校を中心とした出前授業を開講している。
開会式で同社の木下哲治専務取締役は、「ただトイレ掃除をすることが目的ではなく、トイレ掃除を通じて、一緒に自分自身の心を磨いてもらいた」と挨拶。その後、全員で準備体操を行い、校内のトイレ10箇所と水濾し洗いの各班に分かれて作業を開始した。
生徒たちは、各班のリーダーから掃除の意義や内容、手順や道具の使用方法について説明を聞いたのち、社員の丁寧な指導のもと、便器や手洗い場、水濾しなどにこびりついた汚れをスポンジやサンドメッシュ等で丁寧に磨き上げた。
閉会式で黒木社長は、「誰かが綺麗にしていることに気づくことが大切」と述べ、感謝の気持ちの重要性を説いた。参加した生徒は、「トイレ掃除をすると心も綺麗になった気がした」「皆で協力してすることで、一生懸命に頑張ることができた。この経験を、生活の中でも活かしていきたい」などと笑顔で話した。