11月18日は「土木の日」。道路や河川など社会資本整備の重要性を認識してもらうとともに、土木技術及び土木事業に対する理解を深めてもらうことを目的に、全国各地で土木に関するイベントが催されている。宮崎県内では、各地区の小学校で土木に関する出前講座や建設関連団体によるふれあい体験等を実施している。
■西都地区/バックホウ操縦に歓声上がる
西都地区の土木の日イベントは11月24日、西都市立妻北小学校で行われた。西都土木事務所及び建設関連団体の職員が参加し、同校の6年生76人を対象に土木を学ぶ出前講座やふれあい体験を行ったほか、校内の環境整備奉仕活動に汗を流した。
西都土木事務所による出前講座では、河川の氾濫を防いだり、生活するための大切な道路を造る土木の役割等を説明。ふれあい体験では、レンガと砂を使ったアーチ橋造り体験、建設機械や高所作業車への試乗、ドローンの操縦体験などがあった。
重機試乗では子ども達が操縦席に座り、目標物の運搬に挑戦。バックホウの先端に取り付けたバケットを上手く使い、目標物を運搬していた。運搬に挑戦した生徒は、「初めての操作に慣れなかったが、やってみてすごく楽しかった」と笑顔で話した。
校内ではこのほか、参加団体が樹木の剪定や遊具施設の塗装や整備など校内の環境整備における奉仕活動に汗を流した。西都土木事務所の重永光昭主幹は、「まずは興味を持つことから。今回の体験が子ども達の将来へのきっかけになれば嬉しい」と話した。
▽参加団体=西都土木事務所、西都市、西都地区建設業協会、西都地区建築業協会、西都測量業協同組合、西都造園工事組合、西都電気工事業協同組合、西都管工事協同組合。