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宮崎県地質調査業協会 ボーリングマシン運転講習会を開催

 一般社団法人宮崎県地質調査業協会は、10月17日と18日の2日間、宮崎市内で「ボーリングマシン運転講習会」を開催した。講習会には、会員企業及び会員外企業の技術者ら42人が参加。ボーリングマシンに関する基礎知識や運転及び点検・整備、安全対策等を座学で学んだほか、運転技術に関する実技を行った。

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 会員企業の更なる技術の向上や資質及び地位の向上等を目的として、協会では技術研修会と技術講演会を隔年で開催。今年は、技術研修会の一環として、会員企業のみならず、会員外の企業や個人も対象に、労働安全衛生法及び労働安全衛生規則に基づく「ボーリングマシンの運転業務に係る特別教育」を開講した。

 初日の座学では、株式会社宮崎産業開発、株式会社総合開発工業、株式会社東九州コンサルタント、有限会社共同技研から講師を招き、▽ボーリングマシンに関する基礎知識▽ボーリングマシンの構造▽ボーリングマシンの運転及び点検・整備▽ボーリングマシンの運転に必要な力学と電気の知識▽ボーリングマシンによる施工―の講義を実施。

 2日目の座学では、東邦地下工機株式会社の曲田嘉彦氏が、関係法令や災害事例、安全規制等について説明を行った。曲田氏は、具体的な災害の発生事例や発生要因、再発防止策を解説。多くの事故が合図の誘導不備に起因していることを踏まえ、運転手と補助員が入念に打ち合わせを行い、意思の疎通を図ることが重要などと説いた。

 参加者は、作業時に使用するハンドサインを確認したのち、屋外に設置された実技会場に移動。実際にボーリングマシンを起動し、ロッドがずれないよう支えながら、モンケン(重錘)を打ち込む作業を見学したほか、一人ずつ櫓に上って、マシンの操作方法を確認した。全てのカリキュラムの受講者には、特別教育の修了証が交付された。