旭建設株式会社（黒木繁人代表取締役社長）は９月２７日、日向市立寺迫小学校（曽我部美佳校長）で出前授業を行った。３・４年生１８人を対象に、同社が取り組む「トイレ掃除に学ぶ会」の意義や内容を説明し、掃除のポイントを指導した。
トイレ掃除に積極的に取り組むことで、謙虚さや気づき、感謝の心を身につける「心磨き」を目的に、同社が取り組んでいるもの。社員一同がその趣旨に賛同し、積極的に参加するとともに、市内小中学校を中心とした出前授業を開講している。
同社の木下哲治専務は、「ただトイレ掃除をするのではなく、トイレ掃除をすることによって気づきや自分自身の心磨きをしたい」と挨拶。その後、全員で準備体操を行い、校内のトイレ４箇所と水濾し洗いの５班に分かれて作業を開始した。
生徒たちは、各班のリーダーから掃除の意義や内容、手順や道具の使用方法について説明を聞いたのち、社員の丁寧な指導のもと、便器や手洗い場、水濾しなどにこびりついた汚れをスポンジやサンドメッシュ等で丁寧に磨き上げた。
参加した教諭は、「トイレ掃除を通して心を育むことができ、自らが学校を綺麗にする大切さを学べるいい機会になった」と述べた。生徒達は、「はじめは抵抗があったが、汚れが落ちて綺麗になると楽しくなった」などと笑顔で話した。