宮崎地区建設業協会(本部喜好会長)は7月16日、宮崎市の青島海岸で環境美化に係るボランティア活動を行った。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、例年より規模を縮小し、協会員に宮崎市役所職員を加えた約100人が参加。早朝からビーチの清掃や流木の撤去などに取り組み、心地よい汗を流した。
地域に貢献することを目的として、同協会では1988年から毎年、青島美化奉仕作業を実施。海水浴シーズンに合わせて、会員企業の職員やその家族らが集まり、青島ビーチや青島本島で清掃作業を行っている。長年にわたる取り組みが高く評価され、全国海岸協会の海岸愛護功労者表彰を受賞している。
開始式で挨拶に立った本部会長は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大や天候が悪い中での作業となることを踏まえ、密にならないよう互いに間隔をとり、天候や熱中症にも十分注意した上で、安全第一で作業に取り組むよう呼び掛けた。
宮崎市の帖佐伸一副市長は、協会員が担う災害時の緊急対応や、多くの来客が見込まれる青島海水浴場等でのタイムリーな奉仕活動に感謝の意を示すとともに、新型コロナウイルス感染症や熱中症に気を付けて活動してもらうよう求めた。
児玉清和環境安全委員長が作業内容や注意事項を説明したのちに作業を開始。青島本島に架かる弥生橋付近からビーチ北側までの区間で、打ち寄せられた流木やペットボトル・空き缶、ビニールなどのゴミを丁寧に拾い集めたほか、砂浜に漂着していた大木をチェーンソーで細かく切り分け、トラックに積み込んで撤去した。