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東諸地区建設業協会 現場見学会

 宮崎県高岡土木事務所(永友教治所長)と東諸地区建設業協会青年部(藤元勇貴部長)は7月20日、宮崎県立本庄高等学校の生徒を対象とした出前講座と現場見学会を開催した。参加した同校の1年生約30人が、建設業に対する理解と興味を深めた。

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 ピーエス三菱が施工する県道木脇高岡線太田原工区の宮王丸高架橋上部工の現場では、高岡土木事務所の担当者が、宮崎市から国富町へのアクセス強化や周辺道路の渋滞緩和といった工事の目的や事業のスケジュールを説明した。

 ピーエス三菱の担当者は、橋梁の構造的特徴として、多くの現場で使用されているポストテンション方式を採用していること、工場でセグメントを製作して現場で繋ぐ工法が現在の主流であることを、イラストや写真を使って分かり易く解説した。

 見学会後には、本庄高等学校に移動して出前講座を開講。高岡土木事務所の春田博文工務課長が県庁での土木の仕事について、協会青年部の藤元部長が現場を施工する企業としての役割や自身が建設業に携わった経緯、建設業の魅力などを説明した。

 春田工務課長は、県が取り組む土木の内容として、社会インフラの整備や防災・減災の取り組み、美しい宮崎づくりの推進などを例に紹介。本庁や出先機関での具体的な業務内容を説明した。

 藤元部長は、社会インフラの整備だけでなく、災害支援等を通じて地域に貢献することが建設業の使命であると説明。就職先を考える際のアドバイスとして、「進路は人生の中で大きな決断。経験豊富な親や先生などと話をして、きちんと選択して」と話した。

 生徒を代表して挨拶した児玉脩平さんは、「地域のために活動を行ったり、地道な作業を続けていくことは格好いいと思った」と話した。