東諸地区建設業協会(藤元建二会長)は12月8日、宮崎労働基準監督署及び宮崎県高岡土木事務所と合同で、管内工事現場の安全パトロールを実施した。
土木農林・労務資材委員のメンバーと監督署、土木事務所の職員が管内の工事現場を訪ね、労働災害撲滅に向けた現場の安全衛生管理体制などをチェックした。
協会では、管内現場における労働災害を未然に防止する観点から、年に3回程度、会員企業の現場を対象とした安全パトロールを実施している。年度末の工事完成に向けて稼働中の現場が最盛期を迎え、労働災害の発生が懸念されることから、関係機関とともに、災害の未然防止を目的としたパトロールを実施した。
当日は早朝から、パトロールの担当者15人が協会に集合。担当者から趣旨説明が行われたのち、2つの班に分かれて、管内10現場のパトロールに出発した。このうち、許斐泰將副会長を含む1班は、県道高鍋高岡線の旧橋撤去工事や県道南俣宮崎線の道路改良工事、崎ノ田谷川の流路工工事の現場を訪ねた。
現場では、担当者がチェックリストに基づき、表示板等の確認を行ったほか、労働基準監督署の担当者が、施工体系図や現場の安全管理体制などを確認した。パトロールは3時間程度かけて行われ、終了後には協会会議室で結果報告と検討会を開催。各現場の安全衛生体制などについて、参加者が意見を交わした。