１１月１８日は「土木の日」。道路や河川など社会資本整備の重要性を認識してもらうとともに、土木技術及び土木事業に対する理解を深めてもらうことを目的に、全国各地で土木に関するイベントが催されている。宮崎県内では、各地区の小学校で土木に関する出前講座や建設関連団体によるふれあい体験等が実施されている。
■ 西臼杵地区／土木の役割など熱心に学ぶ
西臼杵地区の土木の日イベントは１１月１５日、五ヶ瀬町立三ヶ所小学校で開催された。同校の５・６年生１２人を対象に、土木に関する出前講座や体験学習を行い、生徒達は楽しみながら土木に対する理解と興味を深めた。
土木に関する出前講座では、西臼杵支庁の担当者が、生活に欠かせない道路やダム、橋などを造るとともに、災害から命を守るなど、安心・安全なまちづくりに取り組んでいることを分かり易く説明。イベントを通じて「楽しみながら土木について考えて」と呼び掛けた。
体験学習では、関係団体の協力のもと、バックホウを使った魚釣りや棒倒さないゲーム、レンガと砂を使ったアーチ橋造り、測量機器での距離当てゲームや高所作業車への試乗に挑戦。初めて触れる重機や機器に興味を示し、楽しみながら土木を学んだ。
参加した生徒は、「土木についての話が分かりやすくて、土木に興味がわいた」「体験してみて楽しかった。土木の仕事をしている人たちは凄いと思った」などと話した。
▽参加団体＝西臼杵支庁、五ヶ瀬町、高千穂地区建設業協会青年部、宮崎県測量設計業協会高千穂支部青年部。