１１月１８日の「土木の日」に合わせて、宮崎地区建設業協会（本部喜好会長）は１１月１７日、宮崎市立生目台東小学校の生徒を対象とした出前講座と体験学習を行った。４年生１クラスの生徒が、出前授業で土木の役割を学んだほか、重機の試乗やアーチ橋造り、手形の作成といった体験学習を通じて土木とふれあった。
開会式で本部会長は、１１月１８日が土木の日であることや、道路・河川・トンネル・ダム・港湾などを例に、土木の技術が幅広い分野で活躍していることを説明。こうした土木のプロが土木に関する授業を行い、土木とふれあうイベントを用意していることを紹介し、「楽しみながら土木を学んで」と生徒に呼び掛けた。
土木に関する授業では、土木の仕事内容や現場で活躍する建設機械などをスライドで紹介。ふれあい体験では、レンガ・砂・水を使ってアーチ橋を造り、完成させたアーチ橋を渡った生徒から大きな歓声があがった。重機の試乗体験やセメントを使ったオリジナル手形の作成体験も行い、子ども達が楽しみながら土木を学んだ。
当日はこのほか、会員企業から参加した約８０人が、校内の側溝に堆積した土砂の撤去作業に汗を流した。同校の森誠四郎教頭は、会員に対して「子ども達のための様々なプログラムや校内の環境整備を行っていただきありがたい」と感謝の意を示した。