建設ネット企画画像 四角 四角

安全協議会 AI警備システム見学会

 旭建設株式会社(黒木繁人代表取締役社長)と清本鐵工株式会社(清本邦夫代表取締役社長)でつくる安全協議会は、10月14日に西米良村内でAIハイブリッド警備のデモンストレーション体験及び見学会を開催した。安全協議会や宮崎県の関係者ら約30人が参加し、AIを用いた交通制御システムについて知識と理解を深めた。

  • 建設ネット企画画像
  • 建設ネット企画画像
  • 建設ネット企画画像
  • 建設ネット企画画像
  • 建設ネット企画画像
  • 建設ネット企画画像
  • 建設ネット企画画像
  • 建設ネット企画画像
  • 建設ネット企画画像

 見学会は、両社が施工する国道219号線の越野尾工区の工事現場で開催。株式会社F・Cガード(山下晃司代表取締役)の協力のもと、AI警備を広く啓発するために企画・開催された。F・Cガードの横山翔平氏と黒木智賢氏が、警備業の現状や人とAI(人工知能)を掛け合わせた次世代ハイブリッド警備の特徴について説明した。

 従来の工事用信号機は信号切替は秒数設定だが、AI警備システムでは、現場に設置したカメラの映像をAIが解析して車両の動きを判定し、自動でLED看板の表示を切り替える。現場車両や緊急車両の通行時には、両方を赤にして通過させることもできる。

 人とAIの良いところを活かし、交通誘導員の不足や交通誘導員の事故の危険性を削減し、現場の安全性の向上にもつながる。参加者は、担当者のこうした説明に熱心に耳を傾けながら、AIハイブリッド警備のデモンストレーションを体験した。

 安全協議会の牧野昌晃氏(清本鐵工)は、「AI警備が普及していけば、自然災害等の発生時にも素早い交通対応ができる」と述べた。本田耕一氏(旭建設)は、「ICTやDXに取り組んでいるが、事故のない現場づくりが一番。現場の誘導も建設機械も安全なものを使用して、事故のない現場づくりを進めていきたい」と話した。