11月18日は「土木の日」。道路及び河川など社会資本整備の意義と重要性を認識してもらうとともに、土木技術及び土木事業に対する理解を深めてもらうことを目的として、全国各地で土木に関するイベントが催されている。宮崎県内では、各地区の小学校に於いて、土木に関する出前講座や建設関連団体によるふれあい体験等が実施されている。
■高岡地区/土木の役割など熱心に学ぶ
高岡地区の土木の日イベントは11月8日、国富町立木脇小学校で行われた。同校の5年生約50人が、出前講座やふれあい体験を通じて土木の仕事を楽しく学んだほか、イベントに参加した建設関連団体が、校内整備奉仕活動に汗を流した。
出前講座では、高岡土木事務所の担当者が土木やダムの役割をテーマに講演。安全で快適に暮らすことができるよう、土木の仕事が道路や河川、治山、沿道修景の整備や維持管理に取り組むとともに、災害発生時の復旧作業も行っていることを説明。
河川をテーマに講話を行った宮崎河川国道事務所の担当者は、水道水や農業水、工業水などとして川の水を利用しているほか、河川が氾濫した際の写真を示し、早めの避難や避難場所・避難経路ををあらかじめ把握しておくことの重要性を伝えた。
ドローンのデモ飛行や操縦体験を行ったのち、生徒達は4つの班に分かれて、ふれあい体験に参加。模型を使った災害の仕組みを学ぶ実験、測量体験、発泡スチロール製の橋の組み立て、重機の試乗に挑戦し、参加した生徒から歓声が上がっていた。
▽参加団体=国土交通省宮崎河川国道事務所、高岡土木事務所、国富町、綾町、東諸地区建設業協会、宮崎県造園緑地協会宮崎支部、宮崎県測量設計業協会東諸支部。