県内11地区の建設業協会青年部で組織する宮崎県建設業協会青年部連合会(川口隆二部会長)は、8月4日の「橋の日」に合わせて、延岡を除く各地区で橋梁の一斉清掃ボランティア活動を行った。活動には県内各地区の青年部員約260人が参加。各地区に於いて、橋梁の高覧・歩道の清掃、雑草除去などに汗を流した。
活動は、「人と人」「地域と地域」を繋ぐかけがえのない橋とふれあい、ボランティアを通じて道路・河川愛護の精神や潤いのあるまちづくりなど郷土愛を深めるとともに、地域に根ざす建設業として、地域や橋への感謝の意を込めて実施したもの。昨年度に宮崎地区で試験的に実施し、今年度から全地区で本格的に開始した。
このうち、宮崎市の大淀川に架かる天満橋では、宮崎地区建設業協会青年部の部員ら約20人が早朝から現地に集合。開始式で挨拶した川口隆二部長は、活動が建設業としての地域貢献や建設業のPRにつながることを期待し、歩行者や自転車の安全確保を図りつつ、熱中症に十分注意しながら作業してもらうよう注意を促した。
作業内容を全員で確認した後、天満橋の左岸及び右岸の上流側と下流側の4つの班に分かれて作業を開始。真夏の太陽が容赦なく照りつける中、参加者は密にならないよう注意しながら、天満橋の欄干の磨き上げ、鶏糞や蜘蛛の巣の除去、歩道と車道の境に生えた雑草の除去、歩道のゴミ拾いなどに黙々と取り組んだ。
当日はこのほか、▽日南地区=公園大橋▽串間地区=福島大橋▽都城地区=沖水橋▽小林地区=岩瀬橋▽東諸地区=本庄橋・元町橋▽西都地区=太鼓橋▽高鍋地区=小丸大橋▽日向地区=大瀛橋▽高千穂地区=神都高千穂大橋―で清掃活動を行った。延岡地区では別途、宮崎県などと連携してイベントを実施する予定でいる。