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西米良村の建設会社

 西米良村内の建設会社5社でつくる安全協議会は4月27日、宮崎県西都土木事務所西米良駐在所の職員や西米良村立村所小学校の生徒及び教職員とともに、一ツ瀬川の河川清掃美化活動を行った。作業中もマスクを着用するなど、新型コロナウイルス感染防止対策を講じたうえで、総勢約100人が河川の清掃に心地よい汗を流した。

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 毎年6月1日の鮎漁解禁に先立ち、西米良村の▽河野建設株式会社▽株式会社一ツ瀬建設▽有限会社佐伯建設▽有限会社横山建設▽ユニオン建設―の5社は、村所小学校や西都土木事務所と合同で、2010年から一ツ瀬川の清掃美化活動を実施。昨年は新型コロナの影響を考慮して中止したが、活動は今年で11年目を迎える。

 河川管理者として開始式で挨拶した西都土木事務所西米良駐在所の松山重保所長は、「昨年の赴任時に学校行事の一環として、地元の建設会社とともに活動に取り組んでいることを聞き、とても嬉しく思った。川と親しみながら作業を行い、今後も活動を継続し、美しい河川を守り続けてもらいたい」と生徒達に呼び掛けた

 参加した生徒達は、三つの班に分かれて作業を開始。学校のすぐそばを流れる一ツ瀬川を自分達の手で綺麗にしようと、引率する職員や教諭の指導のもと、鉄くずや空き缶、ペットボトル、ビニール、釣り竿、衣類などのゴミを丁寧に拾い集めた。作業中は、上級生が下級生の世話をする姿も見られた。

 地元建設業5社の職員は、早朝から作業箇所以外の清掃に取り組んでおり、午後から行われた生徒達との合同作業を終える頃には、辺りは見違えるように綺麗になった。お礼の言葉を述べた6年生の女子生徒は、「家族や友達と川に遊びに来た時には、ゴミを捨てず、ゴミが落ちていたら拾うようにしたい」と話した。

 一ツ瀬建設の中武潤哉氏は、「一ツ瀬川は昔から、子ども達が自然と触れ合うことができる遊び場でもある。綺麗な河川を次の世代に引き継ぐため、今後も活動を継続していくとともに、子ども達の手で地元の河川を綺麗にすることで、郷土愛を育んでもらいたい」と期待を込めた。