１１月１８日は「土木の日」。道路及び河川など社会資本整備の意義と重要性を認識してもらうとともに、土木技術及び土木事業に対する理解を深めてもらうことを目的として、全国各地で土木に関するイベントが催されている。宮崎県内では、各地区の小学校に於いて、土木に関する出前講座や建設関連団体によるふれあい体験等が実施されている。
■延岡地区／ポケドボカードで土木を学ぶ
延岡地区の土木の日イベントは１１月２４日、延岡市立東海小学校で開催された。同校の５年生５４人を対象に、土木に関する出前講座や体験学習を行ったほか、延岡地区建設業協会が校内の整備奉仕作業に汗を流した。
出前講座では、延岡市役所土木課の担当者が、土木の日の由来や土木の仕事について紹介。人が生活しやすいようにすること、自然災害から命を守ること、人が豊かに暮らせるようにすることが土木の仕事で、生活になくてはならない、やりがいのある仕事である事を説明した。
体験学習では、関係団体の協力のもと、照明車の操縦やパトロールカーの見学、測量機器を使った距離や高さの測定、ドローンのデモ飛行や操縦体験、バックホウを使った魚釣りやロードローラーの試乗に挑戦した。中庭では、延岡地区建設業協会が整地作業に汗を流した。
イベントではこのほか、ポケドボカードを使ったゲームを行い、子ども達は楽しみながら防災の仕組みなどを学んだ。参加した生徒は、「重機での魚釣りは難しかったけど楽しかった」「土木についての話しやポケドボカードゲームをして土木に興味をもった」などと笑顔で話した。
▽参加団体＝延岡市、国土交通省延岡河川国道事務所、延岡土木事務所、延岡地区建設業協会、宮崎県測量設計業協会延岡支部。