１１月１８日は「土木の日」。道路及び河川など社会資本整備の意義と重要性を認識してもらうとともに、土木技術及び土木事業に対する理解を深めてもらうことを目的として、全国各地で土木に関するイベントが催されている。宮崎県内では、各地区の小学校に於いて、土木に関する出前講座や建設関連団体によるふれあい体験等が実施されている。
■西臼杵地区／測量機器やドローン体験
西臼杵地区の土木の日イベントは１１月１９日、日之影町立宮水小学校で開催された。同校の５・６年生２２人を対象に土木に関する出前講座や体験学習を行い、生徒達は楽しみながら土木に対する理解と興味を深めた。
出前講座では、高千穂地区建設業協会青年部の担当者が、建設産業の役割りや職務、最新技術の活用やけんせつ小町等を紹介し、女性も活躍できる仕事であり、建設業はモノを造ることによって地図にも記憶に残り、魅力のある仕事であることを説明した。
宮崎県測量設計業協会高千穂支部青年部の担当者は、測量設計の仕事内容や測量機器またドローンについて紹介。測量設計業は、土木工事に必要な図面を作り、造った後は安全に使用できるか定期点検を行っていることを説明した。
体験学習では、担当者の指導のもと、バックホウを使った魚釣りや棒倒さないゲーム、レンガと砂を使ったアーチ橋造り、測量機器での距離当てゲームやドローンのデモ飛行、高所作業車への試乗に挑戦。初めて触れる重機や機器に興味を示し、楽しみながら土木を学んだ。
参加した女子生徒は「土木に興味はなかったけど、女性も土木の仕事をしていることを知って少し興味がわいた」「出来上がったアーチ橋を渡るのは怖かったけど、壊れないことに凄いと思った」などと話した。
▽参加団体＝西臼杵支庁、高千穂地区建設業協会青年部、宮崎県測量設計業協会高千穂支部青年部。