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電業協会が現場見学会

 一般社団法人宮崎県電業協会(牛島宏会長)は11月8日、県立都城工業高等学校の生徒を対象とした現場見学会を開催した。同校電気科の1年生39人が、都城市内で工事が進むセンターシティホテル新築工事(発注者=株式会社センター・シティ)の現場を訪ね、現場の担当者から電気設備に関する知識や技術などを学んだ。

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 見学会は、専門学科に関する知識や技術を総合的・発展的に学習し、望ましい勤労観・職業観を身につけ、実践的技術者としての自覚や態度を育成することを目的に開催したもの。開会式で田之上正春副会長兼都城支部長は、「現場で一番重要なことは安全。怪我をしないように気をつけて見学して」と注意を促した。

 その後、新施設の電気設備工事と空調換気設備工事を手掛ける株式会社九南の担当者が、各工事の概要や工事に必要となる資格について説明。総合工程表や写真を使って、現場の進捗状況を解説したほか、計画平面図を示して各階層の導入機能も紹介した。

 説明後には、生徒が2つの班に分かれ、屋外昇降設備や階段を利用して施工中の一部のフロアを見学。ホテルラウンジや飲食施設などが入居するフロア、ホテルの客室となるフロア、屋上のキュービクル設置予定箇所などを巡回した。参加した生徒は、担当者の説明に耳を傾けながら、工事中の施設内部を興味深く見学していた。

 見学を終えた生徒の代表は、「学んだことをこれからの資格取得等に活かせるよう頑張りたい」と決意を語った。宮崎県電業協会の川﨑茂樹専務理事兼事務局長は、「しっかりと勉強して資格を取得し、実務経験を積めば、立派な電気工事士となれる」と激励し、「将来は地元企業への就職を検討してもらえれば」と期待を込めた。