一般社団法人宮崎県サッシ協会(松下良会長)は10月12日、宮崎市立宮崎中学校で2021年度の「技術メンテナンス奉仕作業」を実施した。作業には、協会中央支部の会員企業から26人が参加。新型コロナウイルス感染防止対策を徹底した上で、開閉しにくくなった窓やドアのメンテナンス作業に汗を流した。
協会が毎年実施しているメンテナンス奉仕作業は、30年以上前から続く主要事業の一つ。秋休み明けの登校日を前に、生徒や教職員が安心・安全で快適な学校生活を送ることができるよう、宮崎市内の学校施設を対象に、日頃の業務で培った技術を活かした地域貢献活動として取り組んでいる。
開始式で挨拶した松下会長は、参加者に感謝の意を示すとともに、「新型コロナウイルス感染拡大防止のため、勉強や部活動が制限されるなど、子ども達にも大きな影響が生じている。本県、そして国の将来を担う子ども達が笑顔で学び合える環境づくりの一助として、安全第一で作業にあたって」と述べた。
作業に先立ち、学校からの要望や事前に会員が行った点検結果を踏まえて作成したチェックリストの内容を確認。参加者は、北校舎・中校舎・南校舎・体育館に分かれて、開閉しづらくなったドアや窓の状態を確認しながら、サッシの建付調整や戸車の交換、クレセント錠の取り替えなどを手際よく行った。
宮崎中学校の古川康二校長は、「コロナ禍の中で学校内の安心・安全を確保するためには換気が重要。ただ、開け閉めがしづらい窓などがあり、気がかりになっていたところ、メンテナンス作業のお話しをいただいた。とてもありがたい」と話した。