宮崎地区建設業協会青年部(川口隆二部長)は10月7日、宮崎市立加納小学校で2021年度の奉仕活動を行った。青年部のメンバー約30人が参加し、互いに協力しながら、学校敷地内の段差解消やマンホール周辺の補修に心地よい汗を流した。
地域の環境改善や地域貢献に積極的に取り組んでいる青年部では、地元住民や子ども達に建設業を身近に感じてもらう「ふれあいの場」として、01年から宮崎市内の学校施設を対象とした奉仕活動を展開。活動は今年で21年目を迎える。
早朝から行われた作業では、長年にわたる降雨等で土砂が流出し、木の根やマンホールの蓋が段差となっていた箇所の整地を実施。土のう袋で囲いを造るなどしながら、重機とマンパワーで土と砂利を丁寧に敷き均して、段差を解消した。
このほか、マンホール蓋周辺に凹凸が生じていた別場所では、これをモルタルで補修する作業も実施。昼休憩時には、重機を校庭に移動させ、低学年の生徒が運転席に乗り込んだり、周囲から見学するなどのふれあい体験も行った。
川口部長は「作業を通じて、生徒達が安全に学校生活を送ることができれば嬉しい。建設業の魅力も感じてもらえれば」と話した。学校関係者は「コロナ禍でPTA奉仕活動もままならない状況。学校を綺麗にしていただき、ありがたい」と話した。
作業当日は、同校で1学期の終業式が行われており、終業式後には川口部長が、校長室から各教室にオンラインでメッセージを配信。建設業が日常生活に欠かせない社会インフラの整備や維持管理に加え、災害対応も担っていることを説明した。
その上で、建設業を身近に感じてもらうとともに、その魅力や重要性を正しく理解してもらえるよう、仕事以外でも様々な活動に取り組んでいることを紹介。「地元の子ども達に将来の建設業の担い手になってもらいたい」と呼び掛けた。