一般社団法人宮崎県造園緑地協会宮崎支部(濵砂健三支部長)は10月27日、2021年度の奉仕作業を行った。約30年にわたって地域貢献活動の一環として取り組んでいるもの。今年度の作業は、綾城周辺及び国富町八千代荘周辺で実施。宮崎支部に所属する27社から総勢32人が参加し、樹木の剪定作業に汗を流した。
早朝から綾城駐車場で行われた開始式で、濵砂支部長は多数の会員の参加に感謝の意を示すとともに、「施設を綺麗にすることで、訪れる人達に安らぎを感じてもらえれば幸い」と述べ、安全第一の作業の徹底を促した。
また、綾町の籾田学町長は、「11月の工芸祭りに併せて、多くの観光客が訪れることが予想される。活動によって綾城の景観が美しくなることを嬉しく思う」と述べ、協会員の献身的な尽力に感謝の意を示した。
高妻茂理事が作業手順や注意事項を説明し、各持ち場で作業を開始。綾城周辺では、8月中旬に樹木の剪定作業を実施。当日は、トリーマーや刈り込みバサミを使って、剪定や薬剤散布を行った。参加者は大粒の汗を流しながら、てきぱきと作業を進めていた。
一方、国富町の八千代荘周辺では、高所作業車を使って施設周辺の庭樹などの剪定を実施。現地に訪れた国富町の横山秀樹副町長は、会員に感謝の言葉を伝えた上で、「活動を通じて感じたことがあれば提案してもらい、ともに協力していきたい」と語った。
宮崎支部ではこのほか、10月上旬に清武町役場周辺の河川敷で除草作業も実施している。