株式会社F・Cは、宮崎市の株式会社湯浅運送敷地内で施工した舗装工事に、高耐久アスファルト混合物「ハイパーアスコン」を採用した。高耐久性を有し、走行性に優れ、路面標示の付着も良好。従来工法と比べて、次回補修までのサイクルを長期化できる。
測量や地質調査、舗装、警備等を手掛けるF・Cグループでは、業界の抱える様々な課題解決に向けて、新技術の採用を積極的に進めており、当該技術もその一環として採用したもの。舗装大手の三井住建道路株式会社(東京都新宿区)が開発した。
ハイパーアスコンは、主に連続粒度アスファルト混合物のバインダー材にポリマー改質アスファルトを使用した高耐久のアスファルト混合物。粗骨材のかみ合わせ効果と硬質アスファルトモルタルにより、耐流動性と水密性を併せ持ち、舗装の長寿命化を図る。
高速道路の料金所や交差点・ランプなど補修のしにくい箇所、重交通のトンネル内・空港・橋梁等におけるミニマムメンテナンスの舗装として効果を発揮する。
施工方法は通常のアスファルト舗装と同様で、従来のコンクリート舗装と比較して、工期の短縮やコストの削減が期待できる。これまでに、中日本高速道路株式会社管内のパーキングエリア内の大型駐車場、熊本県内の民間工場などで施工実績を有する。
詳細は三井住建道路のホームページなどで確認できる。県内の問い合わせ先は、F・C舗装部(電話0985-62-3071)。