11月18日は「土木の日」。道路及び河川など社会資本整備の意義と重要性を認識してもらうとともに、土木技術及び土木事業に対する理解を深めてもらうことを目的として、全国各地で土木に関するイベントが催されている。宮崎県内に於いては、県内各地区の小学校に於いて、土木に関する出前講座や重機への試乗、測量機器を用いた実習等のふれあい体験のほか、県内建設関連団体による校内の奉仕作業が実施されている。
■土木の重要性を分かりやすく説明
延岡地区の土木の日イベントは11月13日、延岡市立緑ヶ丘小学校で開催された。同校の5年生43人を対象に、出前講座や土木とのふれあい体験を行った。
出前講座を行った国土交通省延岡河川国道事務所の担当者は、土木の仕事が▽人が生活しやすいようにする▽自然災害から命をまもる▽人が豊かに暮らせるようにする―ことであると説明。「土木の仕事は皆の生活を守る、とてもやりがいのある仕事。少しでも土木について興味や関心を持ってもらえたら嬉しい」と話した。
また、延岡土木事務所の担当者は、社会インフラや土木の大切さを学ぶことができるカードゲーム「ポケドボ」を使って、楽しみながら防災対策の必要性などを学んだ。
ふれあい体験では、建設機械への試乗や測量機器による距離・高さの測定に挑戦。ドローンの空撮も鑑賞した。校内では、建設関連団体の参加者が、樹木の剪定や運動場の整地作業に汗を流した。
参加した生徒は「安心・安全な生活のために土木の仕事をしていることが分かった。私も将来、人を助ける仕事がしたいと思った」「遠くの建物までの距離を測ることができて凄いと思った」「土木について興味を持った」などと笑顔で話した。
▽参加団体=国土交通省延岡河川国道事務所、延岡土木事務所、延岡市、延岡地区建設業協会、宮崎県測量設計業協会延岡支部、宮崎県造園緑地協会延岡支部、日本造園建設業協会宮崎県支部。