宮崎地区電気工事業協同組合青年部(長友光広部長)は9月21日、2019年度の「高齢者宅電気設備無料点検」を実施した。青年部のメンバー20人余が7つの班に分かれて、宮崎市内の独居高齢者宅を訪問。電気設備の点検・清掃作業に取り組んだ。
青年部のボランティアは、電気工事業における社会貢献活動の一環として、9月の敬老の日に合わせ実施しているもの。宮崎市介護保険課に応募のあった高齢者宅を対象に行っている。当日は、青年部員が組合事務局に集合し、作業内容や作業箇所、作業上の注意点を確認した上で、各班に分かれて依頼先の居宅に移動した。
作業では、分電盤を開いて漏電や故障の有無をチェックした上で、蛍光灯やグロー球、配線器具、コンセント部品等を点検し、老朽部品の取り替えを行った。作業中には、青年部員が住人に「困っていることはありませんか」と声をかけるなど、コミュニケーションをとりながら、要望に沿って手際良く作業を進めていた。
花ヶ島に住む女性は「自分では出来ないことをしてもらい、本当にありがたい」と話した。長友部長は、市当局や住民から喜ばれている活動であることを踏まえ、「私達の専門技術を活かした地域貢献と同時に、業界のPRやメンバー間の交流・親睦になればうれしい。今後も継続して取り組んでいきたい」と思いを述べた。
ボランティアで使用された電設資材は、米良電機産業、東芝電材マーケティング、白陽の3社から無償で提供された。