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宮崎県造園緑地協会、国道沿線の暖竹など一掃

 一般社団法人宮崎県造園緑地協会(松浦龍次郎会長)と一般社団法人日本造園建設業協会宮崎県支部(下湯一弘支部長)は6月22日、国道220号の日南海岸いるか岬周辺で景観美化活動に取り組んだ。国土交通省の直轄工事を施工する建設会社や行政職員、市民ボランティアとともに、暖竹の除伐や雑草の除去等に汗を流した。

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 全国初のロードパークとして日南海岸国定公園が1955年に指定を受けるなど、本県の沿道修景の歴史は古く、全国でも先進県として注目されている。その中でも、いるか岬周辺は日南海岸の重要な景観ポイントに挙げられるが、社会情勢の変化に伴い、海岸線を暖竹や葛などが覆い、その除去は一般市民では困難な状況だ。

 現状を踏まえ、日向灘や鬼の洗濯岩を国道から展望できる日南海岸のかつての景観を取り戻そうと、日南海岸シーニックバイウェイ推進協議会(長友治会長)と日南海岸のコバノセンナを育てる会(谷越衣久子世話人)は、「よみがえれ!美しい日南海岸『暖竹一掃大作戦』」を企画。造園団体や建設会社等が作戦への協力に応じた。

 開始式で約70人の参加者を前に挨拶した宮崎県県土整備部道路保全課の森英彦課長は、美しい宮崎づくりに向けた様々な取り組みを進める中で、「道路利用者が素晴らしい景色を臨むことができ、観光地・宮崎としての魅力もアップする」と今回の活動の意義を強調。更なる取り組みの推進に向けて支援と協力を求めた。

 作業では、立て看板で作業中の安全を確保するとともに、看板に作戦名を表示して通行中の車両に美しい景観の保全をPR。造園業者及び建設業者が主体となって、道路沿線に生い茂った暖竹や雑木の除伐に取り組み、国土交通省や宮崎県、宮崎市の職員と市民ボランティアが雑草の除去やゴミ拾いに汗を流した。

 このほか、車両等の通行帯と植栽地を区切る石柱の車止め(ガードスティック)の補修作業も実施。長年にわたり風雨にさらされ、地中深く埋没したり、傾いたりしていたガードスティックを根元部分から掘り起こし、元の形に復元した上で、設置当時のモノトーンカラーに塗り直した。また、いるか岬の看板も綺麗に塗り直した。

 推進協議会の事務局長も務める谷越世話人は、地域や企業、行政、市民が一体となった今回の活動をモデルケースとして、全県に活動の輪が拡がることに期待を寄せた。宮崎県造園緑地協会の大西正晃氏は、「(本県観光の父である)岩切章太郎氏が思い描いていた景観の実現に向けて、これからも活動していきたい」と意気込んだ。