旭建設株式会社(黒木繁人社長)は６月１２日、日向市立財光寺小学校(黒木将人校長)で出前授業を行った。同校の３年生８８人を対象に、同社が取り組む「トイレ掃除に学ぶ会」の意義や内容を説明し、掃除のポイントなどを丁寧に指導した。
トイレ掃除に積極的に取り組むことで、謙虚さや気づき、感謝の心を身につける「心磨き」を目的として行われているもの。社員一同が賛同して積極的に参加すると共に、市内の小中学校を中心とした出前授業を開講している。同校での活動は今年で５年目。
黒木校長は、来校した１８人の社員を歓迎し、トイレ掃除の秘訣を学ぶよう生徒に呼び掛けた。同社の野尻大輔氏は「なぜトイレ掃除をするのかを考えながら取り組んで」と話し、その中で綺麗な心が芽生え、人として成長するきっかけとなるよう期待を込めた。
全員で準備体操を行い、各班に分かれて作業を開始。リーダーから掃除の手順や道具の使用方法について説明を受け、同社社員から丁寧な指導を受けながら、便器や手洗い場、水濾しなどにこびりついた汚れをスポンジやサンドメッシュ等で落とし磨き上げた。
参加した生徒は「汚れを取るのは難しかったけど、色んな道具を使って落とすことができて勉強になったし楽しかった」「親切に教えてくれて、トイレも心も綺麗になった」「汚れが落ちて綺麗になると楽しくなった」などと笑顔で話した。