西都市内の造園関係者でつくる庭師二十日会(竹内勝彦会長)は、2月25日に西都原古墳群で平成31年度のボランティア活動を実施した。作業に参加した会員は、日頃の業務で培った技術を生かし、広場内に植樹されている桜の木の手入れに取り組んだ。
同所で春先に行われる花まつりを盛り上げようと、毎年実施しているもの。竹内会長は、綺麗な桜を開花させるために、また、会員間の交流促進にもつながる当該活動の目的を強調しつつ、「できる範囲で次の世代にも活動を引き継いでもらえれば」と話す。
早朝から行われた作業では、車道にはみ出して大型車の通行の妨げになっていた余分な枝や、てんぐ巣病を発症した枯れ枝などを切り落とし、切り口を保護するためのゆ合剤を塗り込んだ。小雨の降りしきる中、参加者は慣れた手つきで作業を完了させた。
庭師二十日会のメンバーは次のとおり(敬称略)=▽竹内勝彦(緑ヶ丘造園)▽赤﨑正實(さつま造園・設計)▽橋口勝美(橋口庭樹園)▽橋口岳(岳造園)▽榎本たけし(榎本創園)▽林謙一郎(庭や)▽池田大元(だいげん庭)。