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宮崎市で住まいるメッセ

 県内の建築関連団体や不動産関係団体、行政機関等で組織する宮崎県住生活協議会は11月9日、宮崎市の大型商業施設で住まいの無料相談会「住まい・る・メッセ」を開催した。会場内に設けられた無料相談窓口や情報提供コーナーには多数の買い物客らが訪れ、住まいの安全やリフォームに対する関心の高さがうかがえた。

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 住まいに関する相談コーナーでは、一般社団法人宮崎県建築士事務所協会の会員が住宅の購入や建設、耐震診断、リフォームに関する相談に丁寧に回答。情報提供コーナーでは、熊本地震による家屋の被害状況を示し、耐震診断・改修に係る補助制度を紹介したほか、住宅リフォーム事例のビフォー・アフターも写真で示した。

 協議会の会員である一般社団法人宮崎県建築業協会は木工教室を開き、会員が手伝いながら、参加した親子がものづくりに挑戦した。一般社団法人宮崎県建築士会は、地元大工の協力を得て、かんな削り体験やノコクズの花づくりを行い、伝統工法による家造りを実演して、お菓子の「せんぐまき」で子ども達を喜ばせた。

 会場内にはこのほか、陶芸等で用いられる粘土を使った光るどろだんごの製作コーナーや子ども向けぬり絵コーナーも設置。宮崎県しろあり対策協会は、シロアリ被害にあった家屋の模様を示すなどして注意喚起した。アンケートの回答者を対象とした抽選会も行われ、イベント会場は終日、多くの来場者で賑わいを見せた。

 宮崎県県土整備部建築住宅課の石見徹主幹は、巨大地震の発生を見据えた建物の耐震化の重要性を訴えるとともに、住宅のリフォームに対する関心が高まっていることにも言及。イベントを通じて、官民一体で様々な情報発信に努める一方で、「体験教室を通じて子ども達にものづくりへの興味を持ってもらえれば」と話した。