11月18日は「土木の日」。道路及び河川など社会資本整備の意義と重要性を認識してもらうとともに、土木技術及び土木事業に対する理解を深めてもらうことを目的として、全国各地で土木に関するイベントが催されている。宮崎県内に於いては、県内各地区の小学校に於いて、土木に関する出前講座や重機への試乗、測量機器を用いた実習等のふれあい体験のほか、県内建設関連団体による校内の奉仕作業が実施されている。
■ アーチ橋造りや測量など挑戦
西臼杵地区の土木の日イベントは11月25日、五ヶ瀬町立上組小学校で開催された。全校生徒23人を対象に土木に関する出前講座やふれあい体験を行い、生徒達は楽しみながら土木に対する理解と興味を深めた。
挨拶で西臼杵支庁土木課の迫節夫課長は、「楽しみながら土木の仕事を分かってもらい、土木の体験をして、将来、私達と一緒に土木の仕事をしてくれる人がいれば嬉しい」と話した。
出前講座では、西臼杵支庁土木課の北原崇史氏が土木の役割や重要性を説明。建設業に関する動画を鑑賞した後、宮崎県土木施工管理技士会高千穂支部の冨髙徹雄技術委員長は、土木の仕事に就いたきっかけなどを説明した。
体験学習では、担当者の指導のもと、バックホウを使った魚釣りや棒倒さないゲーム、レンガを使ったアーチ橋造り、測量機器での距離当てゲーム、高所作業車への試乗に挑戦。初めて触れる重機や機器に興味を示し、楽しみながら土木を学んだ。
参加した生徒は「危険な仕事と思っていたけど、土木の話しを聞いて建設業のイメージが変わった」「機械の操作は難しかったけど、建設業の人たちは簡単に操作していて凄いと思った」と話した。
▽参加団体=西臼杵支庁、宮崎県土木施工管理技士会高千穂支部、高千穂地区建設業協会青年部