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実行委員会 11月18日は「土木の日」

■ パネルで防災の取り組みなど紹介

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 宮崎大学や国土交通省九州地方整備局の県内出先機関、宮崎県県土整備部及び宮崎市建設部、県内建設関連団体等で組織する宮崎県「土木の日」実行委員会は、11月23日と24日の2日間、宮崎市郊外の大型商業施設で土木に関するイベントとパネル展を開いた。買い物客や家族連れが足を止め、土木に対する理解を深めた。
 イベント会場では、ドローンを活用した災害調査など、土木分野の最新技術を紹介するDVDを放映。ミニチュア模型を使った実験で、砂防堰堤に土砂から街を守る効果があることを紹介した。おもちゃのショベルカーを使ってお菓子をすくい上げるコーナーには順番待ちの長い列ができ、大人から子どもまでが土木と親しんだ。
 パネル展では、土木の由来や定義、弥生時代から江戸時代までに築かれた土木施設、県内の土木遺産を紹介。河川の氾濫を防ぐために行っている堤防浸透対策工事や補強工事の事例を解説したほか、東九州自動車道や九州中央自動車道が高速道路としてだけでなく、災害時に支援路や代替路として機能することを解説した。
 また、家族や地域で「マイハザードマップ」を作っておく必要性や災害時に取るべき行動もパネルで紹介した。宮崎大学工学部社会環境システム工学科の糠澤桂助教は、「身近になってきている災害から身を守るためには、ハードだけでなくソフトも必要。イベントを通じてソフトに対する意識を持ってもらえれば」と話した。