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宮崎地区電気工事業協同組合

 宮崎地区電気工事業協同組合青年部(長友光広部長)は10月24日、宮崎市の県立宮崎工業高等学校(稲用光治校長)で学生交流会を開いた。電気科の2年生39人に電気工事業や地元企業の魅力をPRしたほか、青年部員を交えたグループディスカッションで、それぞれの経験を交えながら将来の進路選択等をアドバイスした。

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 進学や就職を控える学生の不安や悩みについて意見を交わし、魅力ある電気工事業、さらには地元企業をPRすることで、安心して業界に入職してもらおうと、宮崎県電気工事業工業組合の青年部協議会(横山義和会長)が主体となり、県内各地で学生交流会を開催している。宮崎工業高校では今回が3回目の開催となった。

 開会式で宮崎地区電気工事業協同組合の島田博良理事長は、宮崎工業高校卒業後から現在に至る自身の経歴を紹介し、「電気工事業がどういう仕事かを遠慮なく尋ねてもらい、皆さんの思いや考えを確認する場になれば」と話した。青年部協議会の横山会長は、趣旨説明と合わせて「将来、私達と一緒に業界を盛り上げて欲しい」と呼び掛けた。

 青年部員による体験講話では、松原俊一氏(株式会社ショウ電)が自分史を示しながら、電気工事と自身のこれまでの関わり方を紹介。30歳で独立するという目標を打ち立て、そのための準備や資格取得に励んだエピソードなどを披露するとともに、生活に必要不可欠な電気インフラを整備する電気工事業の仕事の魅力を説いた。

 グループディスカッションでは、生徒と青年部員が各班に分かれて意見を交換。生徒達は、インターンシップで学んだことや電気工事業に対するそれぞれのイメージを発表し、仕事の内容や休暇・給与などについて尋ねた。青年部員は、生徒達からの質問に丁寧に回答し、自身の経験を交えながら、進路選択についてアドバイスした。

 各班の代表に選ばれた生徒は、「働く上でコミュニケーションや資格取得の大切さを学んだ」「電気工事の仕事をしている人から色々と教えてもらいとても参考になった」「もっと身の回りのことに興味を持って、将来の職業選択に生かしていきたい」などと、グループディスカッションで話し合った結果を発表した。

 交流会では、生徒達が電線の切断や端子の圧着にも挑戦した。現場作業員と施工管理の違いなどについて体験講話も行った青年部の長友部長は、「まずは電気工事業に興味を持ってもらい、将来的には地元企業に就職して欲しい」と期待を込めつつ、魅力ある電気工事業を構築するための活動を展開していく考えを示した。