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宮崎市塗装業協会

 宮崎市塗装業協会(堂地隆一会長)は、宮崎市内の公園施設等を対象とした2019年度の「塗装奉仕活動」を実施した。9月には市内19公園でブランコや鉄棒、すべり台などの遊具の塗装を行ったほか、10月9日には会員全社が参加して、宮崎市フェニックス自然動物園で木製ベンチ45基の塗装作業に汗を流した。

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 明るく綺麗なまちづくりと市民の生活環境の美化推進に貢献しようと、協会では1975年(昭和50年)から公園施設等の塗装奉仕活動を実践。毎年10~20公園の遊具等を対象に、会員各社がボランティアで塗り替え作業を行っている。宮崎市の戸敷正市長から感謝状が贈られるなど、協会の活動は高く評価されている。

 9日にフェニックス自然動物園で行われた開始式で挨拶した堂地会長は、これらの活動が協会が大切にしてきた取り組みであることを説明。皆が使用するモノや施設を綺麗に塗り、長く使えるようにすることが塗装業の仕事であることを強調したうえで、今後も活動を継続していくにあたり、会員各社に理解と協力を求めた。

 参加者は5つのグループに分かれて作業を開始。慣れた手つきで木製ベンチの汚れやほこりを取り除き、刷毛を使って緑色と茶色に丁寧に塗り上げ、作業を終えたベンチは新品同様に綺麗になっていた。園内には約100基の木製ベンチが設置されており、昨年度の活動と合わせて、全てのベンチの塗り替えを終えた。

 宮崎市都市整備部公園緑地課の徳村一哉課長補佐は、厳しい予算状況や人手不足の中で行っている公園施設の維持管理に関連して、長年にわたる協会の献身的な活動に敬意を示した。フェニックス自然動物園遊園地施設課の青木大治課長は「来場される方々が綺麗なベンチで安らぐことができる」と感謝の意を示した。