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清本・日橋JVが見学会

 清本鐵工株式会社と日本橋梁株式会社は10月25日、両者が共同企業体として施工する鋼橋上部工工事の現場で、県立産業技術専門校の生徒を対象とした見学会を開いた。構造物鉄工科の1年生と2年生17人が工事の概要や工法について学んだほか、工事で使用しているケーブルクレーンの模型を使った運転体験に挑戦した。

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 少子高齢化や従事者の高齢化を背景に、中長期的な担い手の確保・育成が喫緊の課題となっている建設業に於いて、若年層に身近な公共工事を見学してもらうことで建設業に対する理解や興味を深め、入職促進に繋げようと企画したもの。

 見学会は、国道219号岩下工区内(西都市大字中尾)で清本・日橋特定建設工事共同企業体が施工する(仮称)岩下橋上部工工事の現場で開催した。両者は現在、橋長84m(有効幅員約7m)の鋼上路式単純トラス橋の上部工を、ケーブルエレクション直吊工法で施工している。工期は2020年7月31日まで。

 ケーブルエレクション直吊工法では、両橋台の後方に立ち上げた鉄塔にケーブルクレーンや吊り下げ設備(ケーブルエレクション)を設置し、これを使って橋梁の下層部及び上層部を施工する。岩下橋では、表面に緻密なさび(保護性さび)を形成する耐候性鋼材を橋桁材に使用し、鋼材内部へのさびの進展を抑制する。

 見学会では、工事概要やケーブルエレクション直吊工法について、日本橋梁の担当者が説明。模型版のケーブルクレーンを使って運転体験を行ったほか、現場で施工の模様を見学した。1年生の原田拓弥さんは「橋梁の仕事に興味を持った」、2年生の吉田大志さんは「スケールにとても驚いた。作業の難しさが分かった」などと話した。

 現場代理人の片岡雅志氏(清本鐵工)は「高度な技術が必要で、希少な工法を採用している現場を見て、体験することで、橋梁工事に興味を持ってもらいたい」と期待を込めた。監理技術者の岩間賢司氏(日本橋梁)は「地図に残る仕事への誇りややりがい、物をつくる喜びなど、建設業の魅力を感じてもらえれば」と話した。