宮崎地区電気工事業協同組合青年部(長友光広部長)は9月15日、平成30年度の「高齢者宅電気設備無料点検」を行った。地域電気工事業における社会貢献活動の一環として、青年部が毎年実施しているもの。青年部メンバー約20人が7つの班に分かれて宮崎市内の独居高齢者宅を訪問し、電気設備の点検・清掃作業に取り組んだ。
当該ボランティア活動は、9月の敬老の日に合わせて毎年、宮崎市福祉部介護保険課に応募のあった高齢者宅を対象として行っているもの。作業当日に青年部メンバーが組合事務局に集合し、作業内容や作業箇所、作業上の注意点を確認した上で、各班に分かれて依頼があった居宅に移動した。
作業では、分電盤を開いて漏電や故障の有無をチェックするとともに、蛍光灯やグロー球、配線器具、コンセント部品などを点検し、老朽部品の取り替えを行った。また、照明器具を清掃しながら、住人と談笑するなどしてコミュニケーションを図った。吉村町に住む女性は「部屋の中が明るくなった。気持ちが良い」と喜んだ。
長友部長は、市当局や住民から喜ばれている活動であることを踏まえ「電気工事業の専門技術を活かした活動が地域への貢献につながれば嬉しい。合わせて、業界のPRや参加者同士の交流や親睦に繋がれば」と話すと共に、「先輩の時代から続いている大切な活動。これからも継続していきたい」と意気込みを語った。
ボランティアで使用された電設資材は、米良電機産業、東芝電材マーケティング、白陽の3社から無償で提供された。