一般社団法人宮崎県警備業協会(齊藤幹生会長)は9月15日と16日の2日間、宮崎市の宮崎県技能検定センターで「施設警備業務2級特別講習事前セミナー」を開催した。講習には県内外の各地から警備業従事者43人が参加。熟練講師の指導のもと、施設警備に必要な関係法規や基本動作などを熱心に学んだ。
施設警備業務検定は、研究施設等における入出管理や施設内での事故の発生を警戒・防止するために必要な知識と能力を問うもの。昨年9月に行われた特別講習では、受講者43人中28人(約65%)が合格するなど、大きな成果が形となって現れている。施設警備業務2級の検定資格試験(特別講習)は9月22日~23日に行われる。
当日の座学では、施設警備業務を適切に遂行するために必要な法令等について担当者から説明があった。実技では、施設警備業務に必要となる基本動作を学んだほか、出入管理の現場を再現したセットで指導が行われ、受講者は指導内容を体に叩き込むように、一連の動作を確認しながら繰り返していた。
担当講師の歌津公博氏は「台風の影響もあり、昨年はベストな状態で受験することができなかった。試験合格に向けて集中して取り組んでもらい、今後の業務に役立てて欲しい」と話した。一方、協会の西哲郎専務理事は「昨今の警備業では人材不足が喫緊の課題。人材教育活動にも積極的に取り組んでいきたい」と話した。