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宮崎管工事協同組合ら下水道健康診断ボランティア

 宮崎管工事協同組合(長倉康治理事長)が主催する第18回「下水道健康診断ボランティア」が、宮崎市上下水道局の後援のもと、9月8日に宮崎市内で行われた。ボランティア活動には組合員を含む指定工事店81社から153人の職員が参加。市内の高齢者宅を訪ね、各家庭に設置されている排水枡の清掃・点検作業を行った。

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 毎年9月10日の「下水道の日」に合わせて行われているもの。排水設備の専門技術者が市内に居住する高齢者宅等を訪問し、設備の無料点検や清掃等を行っている。訪問先の住人からの相談に応じ、適切な排水設備の維持管理を推進するとともに、指定工事店で働く技術者のボランティア意識の向上を図る狙いもある。

 宮崎水道会館で行われた出発式では、長倉理事長が「日頃の業務で培った匠の技を発揮して」と呼び掛けたほか、活動を通じて養う奉仕の精神を業務に役立ててなどと話した。宮崎市上下水道局の元丸貴之管理部長は、長年にわたる組合の活動に敬意を表し、市民生活になくてはならない上下水道を災害に強いものにしていくと述べた。

 参加者は2人1組で現場に移動。民生委員を通じて事前に応募のあった赤江西・東地区の191世帯を訪問し、防油枡に溜まった油かすを取り除いたほか、枡内の破損の有無等を点検し、住人に点検結果表を手渡した。同地区に住む女性は「年に一度は清掃をしていたが、今回、専門家に見てもらえて安心した」と話した。

 作業後には、水回りに関する住人からの相談に応じたほか、必要の無い工事や法外な請求を行う悪徳業者がいることを説明し、注意喚起するチラシを配布。悪質な訪問販売や詐欺行為に対する注意を促し、排水設備に関して気になることがあれば、信頼できる市の指定工事店に相談するよう呼び掛けた。