宮崎市の江坂設備工業株式会社(長倉康治代表取締役社長)は、同社が展開する「スマイルトイレプロジェクト」の一環として、宮崎市立住吉南小学校に洋式トイレを寄贈した。9月6日に鳥山貴生代表取締役副社長が同校を訪ね、記念プレートを手渡した。
県内小中学校のトイレの洋式化率が低いことを踏まえ、来年に創業50周年を迎える同社は、記念事業の一つとして平成28年度にプロジェクトを開始。社業を生かした地域貢献として、学校に設置されたトイレを無償で洋式化する活動に取り組んでいる。
これまでに西池小、檍小、宮崎南小、国富小、大淀小、加納小の6校でプロジェクトを実施。7校目となる住吉南小学校では、学校生活に支障を来さないよう、夏休み期間中に校舎内に設置された男女各1組のトイレを和式から洋式に改修した。
6日に同校で行われた贈呈式で、鳥山副社長は「新しくなったトイレを綺麗に、大切に使ってもらえれば嬉しい」と話し、記念プレートを手渡した。学校からは感謝状が贈られたほか、生徒の代表が花を贈り「大切に使いたい」とお礼の言葉を述べた。
原田茂樹校長は「いまだ和式のトイレが多く、無償で洋式化してもらってありがたい」と話し、同社の取り組みに感謝の意を示した。鳥山副社長は、社業を生かした同社の取り組みを契機に、社会貢献や奉仕の精神が拡がっていくことに期待を込めた。