毎年8月4日は「橋の日」。人や地域をつなぐ橋とのふれあいを図りつつ、郷土愛を深めることなどを目的とした「橋の日」のイベントが、4日に県内各地で一斉に行われた。各地の実行委員会が主体となり、多くの市民や地元企業、関係団体、行政職員らの参加の下、清掃作業や記念行事に取り組んだ。
地域の生活と文化に密接な関わりを持つ河川や橋に感謝、ふれあう日として、延岡市出身の湯浅利彦氏が提唱した8月4日の橋の日。昭和61年に延岡市で初めて開かれたイベントも、平成27年度には全国47都道府県で開催されるようになり、その動きは県内市町村に着実に浸透している。
西米良村の村所橋で行われたイベントには、地域の子供達やその保護者、地元建設業者、行政職員など37人が参加し、「カリコボーズのピカピカ大作戦!!」と題して橋の清掃活動を実施。活動後には、地元の子供達が描いた絵や地元作家が制作した流木アートを公民館等に展示した。
イベントの参加者は「日頃から利用している橋を子ども達と磨くことで、橋や子どもとふれあえる良い機会になった」などと話した。制作した作品は9月24日から10月8日まで、宮崎県企業局庁舎の1階ロビーに展示する。
宮崎「橋の日」実行委員会では、ホームページやフェイスブックなどを通じて、橋の日運動の普及・啓発を推進するとともに、1662年に日向灘沖で発生した「とんどころ地震」を題材とした紙芝居DVDの製作・上映などにも取り組んでいる。詳細はホームページhttp://www.hashinohi.jp/を参照。