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龍南運送グループ

 龍南運送グループ(龍南運送株式会社、大分県津久見市)は7月7日、宮崎市内で第5回「宮崎・日向地区合同安全講習会」を開いた。業務上の意思統一や事故・災害ゼロの達成に向けて、宮崎営業所及び日向営業所、グループ会社である三和株式会社の職員ら33人が参加。安全講話や意見発表等を通じて安全意識の高揚を図った。

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 挨拶で深井重利常務取締役は、業務の中で多くを占める運転作業で「やもすれば作業手順を省略してしまう」とその危険性に触れ、「自分に厳しく作業にあたって欲しい」と作業手順の遵守を求めた。また、指差呼称が安全を意識した行動であることを強調し、「指差呼称を習慣付けて、災害ゼロを目指していこう」と呼び掛けた。

 安全講習では、運輸部営業部長の大野貴照氏が「先急ぎの衝動と不安全行動」をテーマに講演。公共性の高いトラック運輸という仕事で求められていることが「安全」であり、事故や災害の温床である不安全行動・不安全状態をなくすためには、本能や一時の感情に流されず、基本のルールを守って行動することが大切だと訴えた。

 同社が宮崎地区のサービスステーションを管理する太平洋セメント株式会社から、九州支店の川野豪紀氏と西岡一彦氏が出席して安全講話を実施。過去に発生した災害事例の要因や防止策を皆で考える危険予知トレーニングを行ったほか、安全を確保するための自主保全活動やコミュニケーションの重要性を説いた。

 宮崎営業所の黒木隆行氏と田中宗和氏は、昨年から同社が取り組む新事業の内容を紹介。将来的に運送と肩を並べる規模への成長を目指し、「失敗を恐れず、貪欲に知識を吸収して、安全を第一に頑張っていきたい」と意気込みを語った。

 参加者全員が昨期の反省を踏まえ「体調・健康管理に努める」「初心を忘れず安全運転を実践」「後輩の模範になる行動」「掃除を徹底して綺麗な職場を」などの今期の目標を発表。宮崎営業所の後口秀敏所長が「安全運行や安全管理、安定供給を心掛け、日本一のSS、安全で楽しく働ける職場を皆で作っていきたい」とまとめた。

 安全宣言では、宮崎営業所の山下満男氏と日向営業所の永友和貴氏が「安全で健康な職場形成を最重点課題とし、積極的に労働災害防止と交通安全に取り組み、職場内の整理整頓や片付け、正しい作業手順とKY活動、交通ルールの遵守を通じて、災害ゼロを達成する」と意気込みを語った。

 三和大分本部の大野良二部長は「健康管理に気をつけて、災害ゼロへ共に頑張っていきましょう」と総評。太平洋セメント災害防止協会の佐々木勝也氏は「意義ある会合に参加させてもらい、質の良い作業に努めていかなければならないと痛感した」と述べた。無事故・無災害へ「頑張ろう!」と全員で唱和し、災害ゼロへ気勢を上げた。