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南九州尾園建設が安全大会

 南九州尾園建設株式会社(尾園浩範代表取締役)は7月26日、宮崎市内で平成30年度の安全大会を開催した。大会には同社及び協力業者の職員ら多数が参加。安全報告や安全表彰、安全決議等を通じて、安全意識の更なる高揚を図るとともに、無事故・無災害の達成に向けて、徹底した安全作業、安全管理に取り組んでいくことを誓った。

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 大会で挨拶に立った尾園社長は、尾園グループとして労働災害の撲滅を永遠のテーマに掲げ、これに向けた取り組みを進めていることを説明。その上で、労働災害は人が起こすものであり、「プロといえどもミスはする。ミスを未然に防ぐのはまさに神業に等しいが、我々はその神業に挑戦していかなければならない」と訴えた。

 また、同社社員及び協力会社の仕事ぶりが顧客に高く評価され、広範囲に仕事をする機会が増えていることに言及しつつ、「尾園グループの組織体制や安全管理体制が顧客のニーズに応えているかを並行して考えなければならない」と指摘。顧客に満足してもらえる仕事を提供できるよう、人材の育成に注力していく考えを示した。

 安全報告を行った労務安全部の池田康徳課長は、平成30年度の安全衛生管理計画書で「死亡・重篤災害・休業災害ゼロ」などを目標に掲げ、熱中症防止対策や社員教育等に積極的に取り組んでいくことを説明。尾園建設の毛利雅英労務安全部長は、フルハーネス型を原則とする墜落制止用器具に関する政令等の改正について説明した。

 安全表彰では、協力会社事業社表彰を受賞した▽友松産業(安全最優良賞)▽匡正興業(安全優良賞)▽川添工業(前同)―の3社、安全功労賞を受賞した▽押川功一氏(社員)▽入部勲氏(社員)▽銀山豊一氏(松屋組)▽八坂吉郎氏(永友工業)―の4人を表彰。入部氏が「今後も安全意識及び現場の安全環境の向上に努めていく」と謝辞を述べた。

 社員代表の岩本光次氏は、同社が経営理念に掲げる「お客様に信頼される事を最高の喜びとする技能・技術集団を目指し創造していく」を念頭に、「社員及び協力業者の作業員が各々の責任を自覚し、全ての災害防止に全力で取り組み、安全で事故の無い職場環境を形成する」と宣言。参加者全員で「ゼロ災で頑張ろう!」と指差呼称を行った。

 大会ではこのほか、宮崎北警察署の担当者が「反社会的勢力への対応」をテーマに講演。暴力団に対して▽利用しない▽恐れない▽金を出さない▽交際しない―の三ない運動プラス1について説明し、暴力団等からの不当要求に対しては「対応方針をあらかじめ検討し、組織として一丸で対応することが大切」などと話した。