株式会社藤元建設(藤元建二代表取締役)は3日、国富町内で平成30年度の安全大会を開催した。大会には同社及び協力業者の社員ら約70人が参加。安全標語や現場表彰、安全講話等を通じて、参加者一同は安全意識の更なる高揚を図り、無事故・無災害を継続していくことを固く誓った。
藤元社長は、自然災害に対する心構えや準備の重要性を述べたのち、参加者一同の協力により今大会を無事故・無災害で迎えられたことに対して感謝の意を示した。その上で「毎朝のKY活動や指差呼称の徹底など、安全に対して真剣な心構えで仕事に臨んでほしい」と述べ、現場等における安全衛生活動の強化と充実を求めた。
夏本番を迎えるにあたり、熱中症対策等の実施を呼び掛けたほか、「現場におけるムダ・ムリの排除に努めるとともに、無事故・無災害の永続的な達成に向けて、各自が現場内で気が付いた点を是正するよう心掛け、小さな怪我ひとつ起こらない現場環境を目指し、日々の業務に邁進していただきたい」と呼び掛け、挨拶を締めくくった。
表彰式では、安全標語最優秀賞の泊義人氏、同優秀賞の宮永晶広氏と福嶋有加里氏、エコ標語最優秀賞の杉田泰広氏、同優秀賞の河野亮氏と岩元明氏、現場表彰の左近寿伸氏と日髙寿美氏、現場功労者表彰を受賞した横山進一氏に藤元社長から表彰状と記念品が贈られたのち、左近氏による現場体験発表が行われた。
安全講話では、労働安全衛生コンサルタントの山﨑征雄氏が「建設業の労働災害防止」をテーマに講演し、労働災害事故の発生状況や要因、注意点等を説明した。高岡警察署交通係長の戸髙憲児警部補は「交通事故の現状と事故防止対策」と題して、漫然運転の防止や飲酒運転の根絶を呼び掛け、交通安全に対する意識の向上を促した。
藤元勇貴専務は、同社に新たに入社した社員2人を紹介したのち、「建設業に於ける働き方改革は会社だけでは実現できない。働く方々の意見・希望等を踏まえ、会社全体を通して働きやすい職場環境作りを進めていく必要がある」と述べ、「信頼し合える仲間と良い仕事ができる会社づくりに協力をお願いしたい」と話した。
安全宣言では、後藤一馬氏が「人命尊重の基本理念に基づき、不安全行動・運転を徹底的に排除し、同業者の見本となる安全行動及び活動を行い、『安全は全てにおいて最優先』とし、更なる快適な職場となるよう一層邁進することを誓う」と力強く宣言文を読み上げ、参加者一同で災害ゼロの実践を固く誓った。