宮崎市の江坂設備工業株式会社(長倉康治代表取締役社長)は、同社が展開する「スマイルトイレプロジェクト」の一環として、宮崎市立国富小学校に洋式トイレを寄贈した。5月2日に鳥山貴生専務取締役が同校を訪ね、生徒の代表に記念プレートを手渡した。
平成31年に創業50周年を迎える同社は、記念事業の一つとして28年度にスマイルトイレプロジェクトをスタート。県内小中学校のトイレ洋式化率が低いことを踏まえ、社業を生かした地域貢献活動の一環として、学校トイレの洋式化に取り組んでいる。
西池小学校、檍小学校、宮崎南小学校に続き4校目となる国富小学校では、中校舎1階に設置された男女各1組のトイレを和式から洋式に改修した。生徒達の学校生活に支障を来さないよう、春休み期間中に作業に取り組んだ。
贈呈式で鳥山専務は、使い慣れていない和式トイレで困らないよう、トイレを洋式に改修したことを生徒達に説明し、「休み時間にしっかりとトイレにいって欲しい」と話した。生徒の代表は「僕たちのためにトイレをつくってくれてありがとう」「大事に使いたい」と応え、島名雅彦校長は大切にトイレを使うよう全校生徒に呼び掛けた。
鳥山専務は「子供達をはじめ関係者に喜んでもらえるのが嬉しい」と話すとともに、「社業を生かした地域貢献に取り組むことで、自らの仕事の意義を考えるきっかけにもなる」とプロジェクトの意義を強調。地域貢献の取り組みが拡がっていくことに期待を寄せつつ、今後もプロジェクトを継続していく考えを示した。