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明光社で見学会開催

 宮崎市の株式会社明光社(本松政敏代表取締役社長)は3月14日、日章学園高等学校(得能剛校長)の生徒を対象とした企業及び現場見学会を開いた。同校電気科に通う2年生18人が同社を訪ね、OB講話等を通じて仕事の内容や魅力について担当者から説明を受けたほか、同社が施工を手掛ける現場を見学した。

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 見学会は学校側の要請に応じて開催されたもの。同社企画労務部長兼安全部長で取締役常務執行役員の田口栄二氏は、「見学会を通じて電気工事業の仕事内容や魅力を理解してもらいたい」と述べる一方、本県高校生の県内就職率が全国最低水準にあることを踏まえ、「魅力ある企業が県内にもあることを知って欲しい」と期待を込める。

 午前中に行われた座学では、同社が発電・送電・変電・配電設備のほか、一般住宅やビル等の電気設備、太陽光発電設備など、広く事業展開する技術者集団であることを説明。生活に欠かせない電気を扱う企業として、全員が使命感をもって働いていることや、職員の資格取得を支援する奨励制度を設けていることなどを紹介した。

 OB社員講話では、平成25年3月に同校電気科を卒業した近藤瑞稀氏が「一言に電気工事といっても、その内容は広く奥が深い」と電気工事の魅力について言及。「作業中は危険なことも多く、仕事は多岐にわたり、覚えることも多いが、働く中でそれぞれに電気工事の面白さを見つけてもらえれば」などと話した。

 質疑応答では、生徒から給与や休暇の状況、最も苦労した仕事、仕事上の失敗談、資格の取得数などに関する質問が寄せられ、それぞれの質問に丁寧に回答した。このほか、学校の実習内容や正しい道具の使い方を理解しておくこと、学生のうちにできる限り資格取得にチャレンジしておくことなどをアドバイスした。

 座学後には、同社敷地でドローン飛行のデモンストレーションを見学。午後からは、宮崎港付近で同社が施工を手掛ける外線工事の現場を見て回った。県外企業への就職を考えている橋口慎平さん(17歳)は、「とても勉強になった。しっかりと意味を考えながら、結線や配線等の実習に取り組みたい」などと話した。