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技士会ら主催で親子見学会 東九州道・北郷~東郷開通前に

 県南地域初の高速道路となる東九州自動車道の日南北郷IC~日南東郷IC間が3月11日に開通するのを前に、宮崎県土木施工管理技士会と一般社団法人宮崎県建設業協会は4日、現地で親子見学会を開催した。両会に所属する技術者・技能者やその家族ら約100人が参加し、完成した道路をバスで見学したほか、花苗の植栽等を行った。

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 国土交通省が整備を進めていた東九州道・日南北郷IC~日南東郷IC間(延長9㎞、幅員12m、2車線)は、3月11日の16時に開通する。国と地方の負担で整備を行う新直轄事業方式を採用しているため、通行は無料。日南市~宮崎市間の所要時間が短縮されるほか、地域経済の活性化や災害時の代替路としての機能も期待される。

 4日に現地で行われたイベントは、報道関係者を対象とした現地説明と同時開催されたもの。イベントの主催者を代表して挨拶に立った技士会の河野孝文副会長は、「今日は道路の役割やどのように造られたのかを皆さんと一緒に勉強したい」と述べるとともに、「お父さんやお母さんの仕事の大切さを知って欲しい」と子供達に呼び掛けた。

 宮崎河川国道事務所の担当者が、東九州自動車道及び当該工区の概要を説明し、完成まで14年間の年月を要したこと、逆走を防ぐためにカラー舗装を行っていること、斜面が崩れないようコンクリートで固めていることなどを紹介した。説明後には、親子でTSを使った距離当てゲームに挑戦したほか、飛行するドローンを見学した。

 バスに乗って日南北郷IC~日南東郷IC間を移動し、完成した道路を車窓越しに見学したほか、日南東郷ICで芝桜の植栽にも挑戦した。同IC付近の施工に携わった永野建設株式会社の関屋要さんは「実際に見てもらい子どもに仕事の内容を理解してもらえれば」と話し、長女の優愛さんは「完成した道路を見て凄いと思った」と話した。