11月18日は「土木の日」。道路及び河川など社会資本整備の意義と重要性を認識してもらうとともに、土木技術及び土木事業に対する理解を深めてもらうことを目的として、全国各地で土木に関するイベントが催されている。宮崎県内に於いては、県内各地区の小学校に於いて、土木に関する出前講座や重機への試乗、測量機器を用いた実習等のふれあい体験のほか、県内建設関連団体による校内の奉仕作業が実施されている。
■西都地区/土木に親しみながら楽しく学ぶ
西都地区の土木の日イベントは19日、西米良村立村所小学校で行われた。全校生徒64人を対象に、土木を学ぶ出前講座やふれあい体験が催されたほか、建設関連団体の職員が多数参加し、校内の環境美化奉仕作業に汗を流した。
出前講座では、身近な構造物を紹介しながら「土木は暮らしを支える大きなものをつくる仕事」と説明。橋の強さ体験で、PC橋の素材の上を渡ったり、ジャンプするなどした生徒達からは、素材の丈夫さに驚きの声が上がった。
ふれあいイベントでは、トータルステーションの仕組みや機能を学び、距離当てクイズに挑戦した。高所作業車に試乗した生徒は、下をのぞき込んだり、友達に手を振るなどして楽しんだ。参加者全員で人文字を作り、ドローンで記念撮影を行った。
校内では、建設関係団体が高圧洗浄機を用いた校門の洗浄や樹木の剪定、体育館の床の補修、花壇の整備や砂場の設置などに取り組んだ。小林博典校長は「土木に親しみながら学ぶ機会を子ども達に与えてもらった」と話した。
▽参加団体=西都土木事務所、西都地区建設業協会、西都地区建築業協会、西都測量設計業協会、西都造園工事組合、西都電気工事業協同組合、西都管工事共同組合。