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「ひなたの極」認証制度 江坂設備、明光社に認証書授与

 働きやすい職場を認定する宮崎県の「ひなたの極(きわみ)」の認証書授与式が、11月5日に県庁知事室で執り行われ、建設業の江坂設備工業株式会社と株式会社明光社(いずれも宮崎市)、製造業の株式会社サニー・シーリング(都城市)の3者に河野俊嗣知事から認証書が手渡された。今回の3者を加えて、認証企業は計6者となる。

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 平成30年2月に創設した「ひなたの極(きわみ)」認証制度は、仕事と家庭の両立の実現に向けた職場環境づくりを積極的に行っている企業や事業所のうち、特に優れた取り組み成果が認められる企業等を宮崎県知事が認証するもの。

 対象は、宮崎県内に本社または事業所があり、常時雇用する労働者を有して事業活動を行う法人で、働き方(休み方)の見直しや育児・介護休業制度等の整備など、県が定める審査項目について一定の条件を満たす必要がある。

 認証企業等は県のホームページに企業等名を掲載し、企業としてのイメージアップが図られるほか、就職説明会や企業ガイダンス等への優先参加、宮崎県中小企業融資制度での優遇措置、入札参加資格審査での加点等のインセンティブを付与する。

 認証を取得した江坂設備工業は、社員及び家族の健康づくりや子育て世代を支援するための特別休暇の創設、定年制度の延長及び給与体系の見直しなどの環境改善に取り組んでいる。同社の鳥山貴生代表取締役副社長は「より良い働き方を追求しながら、生産性を向上させていきたい」と話す。

 明光社では、時差出勤制度の導入やノー残業デーの設定のほか、大型連休・夏季休暇時に年次有給休暇の取得促進日を設けるなど、従業員が休みやすい環境の構築に取り組んでいる。同社の本松政敏代表取締役社長は「ワークライフバランスを考慮した働きやすい環境づくりを更に推進する」と話す。

 授与式で河野知事は、働き方改革が大きな課題となる中、県としてもワークライフバランスの推進に努めていく考えを示し、「社員が生き生きと働ける体制をつくることが企業の業績にもつながる」と指摘。「皆さんの取り組みがモデルとなり、この動きが県下全域に拡がることを期待する」と述べた。